伊賀市議会 2015-09-17
平成27年産業建設常任委員会( 9月17日)
余金の処分について
3.議案第100号
損害賠償の額を定めることについて
4.議案第101号
災害対応特殊消防ポンプ自動車の買入れについて
5.
所管事務調査
(1)
建設工事等の発注について
(2)
川上ダム建設事業について
①事業の
進捗状況と大
規模災害の
復旧状況について
②利水計画と
工事予定等について
(3)大
規模イベントとの連携による効果と今後の取り組みについて
①ミラノ国際博覧会
②伊勢志摩サミット
8.会議の次第
(午後 3時00分 開会)
○
委員長(
空森栄幸君)
そうしたら、時間も参りましたので、ただいまから
産業建設常任委員会を開催いたします。
本日、ただいままでの
出席委員数は6名、会議は成立いたしました。
なお、
上田委員は、何か渋滞のため遅刻ということでございますので、後、来てくれるそうでございます。
それでは、
会議録署名委員に
中谷委員、お願いいたします。
本
委員会に審査を付託された案件は、議案4件であります。既に本会議において議案に対する一定の説明及び質疑がなされていますので、このことを踏まえた審査となるよう、委員及び当局の皆様の御協力をお願いいたします。
なお、
説明者は、所属、氏名を述べてから御発言ください。
それでは、第1項、議案第97号、伊賀・信楽古
陶館条例及び伊賀焼
伝統産業会館条例の一部改正についてを議題といたします。
補充説明ございますか。
観光戦略課長。
○
観光戦略課長(
小林康志君)
失礼いたします。
観光戦略課の小林でございます。ただいま議題としていただきました議案第97号、伊賀・信楽古
陶館条例及び伊賀焼
伝統産業会館条例の一部改正について説明させていただきます。
伊賀・信楽古陶館は、昭和52年に城戸氏より寄贈され、1階では伊賀焼作品の
展示販売、2階では
奥知コレクションの伊賀焼、信楽焼を展示しております。現在は
指定管理者として、伊賀焼
振興協同組合が運営を行っております。
改正の理由及び内容ですが、伊賀・信楽古陶館は耐震性がないということから、
公共施設最適化計画におきまして3年後に他施設へ機能を移転するという計画になっております。また、伊賀焼
伝統産業会館は、伊賀・信楽古陶館との連携、充実を図るために、伊賀焼
振興協同組合に両施設をあわせて管理していただいておりますが、伊賀・信楽古陶館の
機能移転を検討するに当たりまして、伊賀焼
伝統産業会館との連携をあわせて検討していかなければならないことから、各条例第15条に規定する
指定管理者の
指定期間を5年から3年間に改正しようとするものです。
なお、この条例は、平成28年4月1日から施行することとしています。
よろしく御審査いただきますようお願い申し上げます。以上です。
○
委員長(
空森栄幸君)
説明に対し、御質疑ありませんか。よろしいかな。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
空森栄幸君)
ないようでございますので、討論に入ります。
御意見ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
空森栄幸君)
ないようでございますので、採決に入ります。
議案第97号に対し、原案どおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛 成 者 挙 手)
○
委員長(
空森栄幸君)
全会一致であります。
よって、議案第97号は、原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、第2項、議案第99号、平成26年度三重県伊賀市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分についてを議題といたします。
なお、当局より追加の資料の提出があり、配付をしておりますので、御確認ください。
それでは、説明願います。
水道総務課長。
○
水道総務課長(
福永賢治君)
失礼いたします。
水道部水道総務課、福永と申します。よろしくお願いいたします。ただいま議題としていただきました議案第99号、平成26年度三重県伊賀市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について説明させていただきます。
昭和41年以来、大きな改正がなされていませんでした
地方公営企業会計制度につきまして、平成23年度に
会計基準の
見直しが行われ、平成26年度予算及び決算より適用されました。それに伴いまして、議案第99号資料の
剰余金処分計算書のとおり、平成26年度の決算において未
処分利益剰余金が21億9,380万3,146円となったことから、このうち19億3,663万9,390円を
資本金に
組み入れるものでございます。
未
処分利益剰余金の増加の要因といたしましては、本日配付させていただきました
説明資料をごらんください。
1ページに
会計基準の
見直し内容を抜粋してありますように、新
会計基準の適用に伴い、
補助金等により取得した
固定資産の
償却制度の変更が行われ、みなし
償却制度の廃止がされたことによるものです。
みなし
償却制度とは、
補助金等を財源とした
固定資産については、
当該補助金等相当額については
減価償却を行わないことが任意で認められていた制度で、改正後はその取り扱いが廃止され、
補助金等を含め、取得に要した全体の価格により
減価償却を行うこととなり、資産の償却に合わせ順次収益化していくことになったものです。このことによりまして、1ページの①みなし償却を採用してきた事業の場合、
貸借対照表上では、これまで
資本剰余金に計上していた
補助金等のうち未
償却相当分を負債の長期前受け金に移行し、既に
償却済み相当分についてはそれぞれ資産と資本が減少しております。なお、
損益計算書上では、負債の長期前受け金に計上した未
償却相当額のうち、
当年度償却分を長期前受け
金戻入として収益に計上しますが、同額を
減価償却費に費用として計上するため収益と
経費双方が増加しますが、純利益への影響はありません。
次に、2ページをごらんください。②のみなし償却を採用していない場合、
貸借対照表上では、これまで
資本剰余金に計上していた
補助金等のうち、未
償却相当分を負債の長期前受け金に、既に
償却済み相当分は未
処分利益剰余金に移行するため、資本が減少し、負債が増加します。なお、
損益計算書上では、長期前受け金に計上した未
償却相当額のうち、
当年度償却分を長期前受け
金戻入として収益に計上しますが、
減価償却費はこれまでから既に計上しているために費用は変わらず純利益が増加することになります。
今回の未
処分利益剰余金は、伊賀市
水道事業では合併前の市町村よりみなし
償却制度を採用していた事業と採用してこなかった事業があったことから、みなし
償却制度を採用してこなかった事業の部分について、
貸借対照表上のこれまで
資本剰余金に計上されていた
補助金等のうち、既に償却を行っていた
相当分を未
処分利益剰余金に振りかえるという
移行処理により生じたものでございます。
平成25年度決算以降の
剰余金の流れといたしましては、2ページの
剰余金処分計算書のとおりで、さきに説明をさせていただきましたみなし
償却制度の廃止により生じました
利益剰余金は、②の
移行仕訳として記載しています24億3,442万6,168円となります。平成25年決算においては、①4億9,778万6,778円の未
処理欠損金となっていましたが、この
移行仕訳による24億3,442万6,168円をもって
欠損金を埋めた後の③その他未
処分利益剰余金変動額は19億3,663万9,390円となり、これに
④当年度純利益2億5,716万3,756円を加えました
⑤当年度末残高は21億9,380万3,146円となります。このうち、今回、その他未
処分利益剰余金変動額分の19億3,663万9,390円につきまして
資本金に
組み入れようとするもので、この処分に関しまして
地方公営企業法第32条第2項の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。
よろしく御審査いただきますようよろしくお願いいたします。
○
委員長(
空森栄幸君)
説明に対し、御質疑ありませんか。
中谷委員。
○委員(
中谷一彦君)
この
剰余金処分計算書で
資本金への
組み入れ額19億3,663万9,390円を
組み入れる数字の根拠ってあるんですか。
○
委員長(
空森栄幸君)
答弁願います。
水道総務課長。
○
水道総務課長(
福永賢治君)
失礼いたします。根拠といたしましては、今回、新
会計制度に伴います変更によります変更額について未
処理欠損金を充当した上で、残額の分を
資本金に
組み入れようとしているところでございます。
○
委員長(
空森栄幸君)
中谷委員。
○委員(
中谷一彦君)
今、根拠は、当年度の純利益のみを繰り越し
剰余金にし、それ以前のものを全て
資本金に
組み入れようとしはるわけやね。そういう根拠でいうことですね、簡単に言えば。(「はい」と呼ぶ者あり)うん。そしたら、ここで問題になるのは、この当期利益が2億5,700万、利益出てます。これは来年度以降も利益が出ていくというのが確定してるということじゃないと、
資本金を取り崩さなあかんようになってきますよね、
マイナスを発生したら。普通は総資本の、総
資本金額、ここに載ってないんです、総
資本金額が、ここにはね。総資産も載ってません。どれぐらいの割合で
資本金として残しとかないといけないか、また、
資本準備金、これ未処分利益いうのは赤字が出た場合には、そっから充当できるということで残しとくわけですよね。これを全部、今のルールでいっちゃうと、赤字が絶対出ないですよというふうに考えてるわけです。ただ、今後、起こり得るのは、
減価償却が総資産がふえて、まあまあみなし償却がなくなったために償却ふえてますよね、
営業利益は悪くなります、これ基本的には。最終的には、その総資産分を維持していくために
減価償却が見合いとなってるわけだから、今後も出てくる
減価償却費いうのは将来にわたって
維持管理費に要るであろうという部分を償却しているわけやから、将来は総資産がふえればふえるほど
維持管理費がかかってきますよということになるから、本来は
資本金全部組み込むとまずいんですよね、本来は。だから僕は、これ19億組み込むのには反対なんですよ、今言うた根拠のもとでね。そんなん一遍に全部組み込みする必要ないからっていうのは、未
処分利益剰余で構いませんよと。何年間か間隔を見られてから
資本金に組み込めれるような
経営状態になってるかどうか推測せなあかんわね、今、
減価償却、莫大に変わりましたやん。
営業利益、ぼがんと落ちましたやろ。それやのに、何の根拠かいうかたら、前もうかった前期の部分だけを残しときますっていうのは危険過ぎますよ。僕は危険過ぎると思うんやけども、いやいや、危険じゃないんですよという根拠を示してください。
○
委員長(
空森栄幸君)
答弁願います。
わからんか、
水道部長、どうやな。
水道部長。
○
水道事業管理者職務代理者兼
水道部長(
谷口昌平君)
水道部長の谷口です。ただいま御質問いただきました
組み入れは、もう少し経営の状況を見てからするべきではないかというふうな御指摘のほうをいただいたわけですけど、今回、
組み入れをしようとする金額につきましては、先ほど申し上げましたように、
会計制度の改正によって生じたもの分を
資本金のほうに繰り入れようという考えのもとで、案として提出のほうをさせていただいてます。今後の、今期以降の利益の状況の見通しというふうなことでございますけども、今、明確な根拠といいますのはちょっとお示しすることは、申しわけありません、できませんけども、
減価償却費として計上される分が
会計制度の改正前より多く計上して、経費としてその分を見込まなければならないといったことになるわけですけども、それに対しまして、償却といいますか、長期前受け金の戻入のほうで収益としての計上もされてくるというふうな中から、今回そういった
資本金への
組み入れというふうな形で提案をさせていただいたものでございます。
○
委員長(
空森栄幸君)
中谷委員。
○委員(
中谷一彦君)
だから、そういう根拠であれば、赤字が出たときに
資本金を、今でも問題になってたんは、これ、
剰余金の計算書ありますやんか、もともと前年度末残高、
マイナス4億9,400万でしたよということなんですよね。
マイナスになってますよと。ここを理解しとかなあかんわね。
マイナスやったんですよ。その部分へ今、組み換えたから、移行した金額が24億もありますよと。だけど、将来については
減価償却のほうが多くなっていくのは決まっているわけやから、それ全部やっちゃうと、普通はあんかのですわ。今申し上げた
資本金は何ぼなんですか。僕、聞いてますやんかな。
資本金、今、何ぼあるんですかと。総資産、何ぼあるんですかね。
資本金は本来何ぼあればいいかという根拠を示した上で、
資本金の額を決めていくべきなんですよ、簡単に言えば。いや、それが説明ないからね。説明ないから、今、認めてくれって言われたら、僕は反対しますよと、その根拠ないねんから。それを認めてほしかったら、僕にはちゃんとした全資産と
資本金との割合でですよ、どんだけのものが十分に確保できると。でないと、これやったために
資本金を食い込むような赤字が出たときに誰が責任持つんですかと、議会が承認したからという話になるでしょう。赤字になってしまうんでしょう、
資本金割れっていう言葉になるわけやけど。これって大変なことなんですわ、
資本金割り込むいうのは。単純に
資本金を入れるっていうもんじゃないのでね。それを単純に、今みたいな根拠で持ってこられると、ちょっと変やねということです。もうそれ以上は質問しません。
○
委員長(
空森栄幸君)
いいかな、答弁、よろしい。
○委員(
中谷一彦君)
はい、もう結構です。説明できませんもんね。
○
委員長(
空森栄幸君)
上田委員。
○委員(
上田宗久君)
今説明していただいたことについて、ちょっと私もすぐ見ただけでわかりませんけども、
地方公営企業の
会計制度の
見直しっていうことで、みなし償却を採用していたとこと採用してない事業、これがあったわけですよな、今まで。これについての処理について、今、言われたと思うんですけども、だけど、統一した
会計基準にして、ここにも書いてあるように、統一化して財務諸表の構造が今までと大きく異なってきたと、団体間の比較をしやすいようにするという
地方公営企業の
会計制度の改革があるっていうことで理解すれば、おのずと
地方公営企業のですな、比較ができやすくなるということはわかりますわね。そういう解釈で私、今、聞いてたんですけど、その点について御見解を述べていただけたらと思います。そうと違いますんかな。
○
委員長(
空森栄幸君)
答弁願います。
水道部長。
○
水道事業管理者職務代理者兼
水道部長(
谷口昌平君)
申しわけありません、ちょっと御質問の趣旨を今よく理解し切れてないんですけども。
○
委員長(
空森栄幸君)
上田委員。
○委員(
上田宗久君)
もう一度言います。今の説明でみなし償却を採用したところと、そうでない、採用してない事業の場合と、
全国各地、
公営企業は、いろいろ任意で選択できたという解釈したわけです、私は。だから、そういうことで
公営企業の
会計制度の改正によって比較をしやすくなると。伊賀市
水道公営企業と他の、
全国各地にある全部の
公営企業の会計が見やすくなるということで、今、会計の
制度改革がされたと私は理解したんですけど、そうでないんですかって聞いてる。だから、その
資本金の
組み入れとかさ、そういう問題は、異論あるって言われたですけど、その点について、今、共通で
全国各地の制度を、
会計制度の
見直しがあったっちゅうことの説明でいいんちゃいますの。
○
委員長(
空森栄幸君)
水道部長。
○
水道事業管理者職務代理者兼
水道部長(
谷口昌平君)
上田委員、ただいまおっしゃったとおりのことでの
会計制度の改正があったというふうなことでございます。それで、これまでみなし
償却制度は、おっしゃっていただいたように、任意に適用することができましたので、そういったものが2通りがあったというふうなことの中で、今回こういった
剰余金が帳簿上発生してきたと、そういったことでございます。(発言する者あり)
○
委員長(
空森栄幸君)
中谷委員。
○委員(
中谷一彦君)
だから比較するように、みなし償却じゃなしに全部の償却しましょうねっていうところで、今おっしゃったように
比較検討できる土台はできましたね、これが改正なんですよ。それで、こっからは違うんですよ。
資本金組み入れは、我々が決めるんですよ。我々が決めるもんであって、だから、いや、
会計基準やからっていうて、これはこっちが提案しはる側やから、その根拠を僕が聞いてるだけの話であって、基準が、全てのところがですよ、前までの分を全部、
資本金組み入れなさいっていうような
会計基準になってませんよね、なってました、確認します。
○
委員長(
空森栄幸君)
答弁願います。
水道部長。
○
水道事業管理者職務代理者兼
水道部長(
谷口昌平君)
制度改正の中で、そういった決まりっていいますか、そういったものはございません。
○
委員長(
空森栄幸君)
中谷委員。
○委員(
中谷一彦君)
だから、ないということは
資本金の
組み入れについては議会の決議を求めてはるわけですよ。だから、この根拠は何なんですかっていうたら、前期の部分の残った分だけを残しますって言うてるから、全国統一したものではないですよということなんですよね。ここで示されてない可能性があるとしたら、
退職引当金とか、十分に考慮されてる損益に組み替わってんのかいうの、ここでちょっと説明がされてませんでね。どこまで全部
退職金の
引当金をやりましたか、もしくは災害が起こったときの
災害費用の
引き当てをどのように考えてるかっていうのは、何にも示されてないわけですよ。だから、そういうものを全部もう出しはった上でですよ、こんだけの部分はちゃんと見てますよということで、その差額の部分を
資本金に
組み入れますとかいうことであればいいですよ。それが全部終わった段階でやるのが普通ですよねと、単純に今のお答えやったら、もう前の利益の部分だけしか残しませんというのはおかしいよねっていうのが僕の質問です。
○
委員長(
空森栄幸君)
上田委員。
○委員(
上田宗久君)
今まで
引当金勘定もあったわけですやろ、いろいろと。今言われた
退職金引き当て勘定とかさ、ほかにも
引当金勘定ありますわね。(「賞与」と呼ぶ者あり)
賞与引当金とか、全部あったわけですやろ。だから、今言われているみなし償却の
選択制度が統一して、先ほども何度も申し上げますけど、そういう
制度改革によって
比較検討ができやすくなったっちゅうことであろうと思いますんですけど、今言われた
引当金勘定の基準とか、そういうので一応
引当金を設けてたんですやろ、
退職金引当金とか。(発言する者あり)
○
委員長(
空森栄幸君)
水道総務課長。
○
水道総務課長(
福永賢治君)
失礼いたします。
引当金につきましては、
退職給付金の
引当金と、今回
見直しの中で
引当金の計上を義務づけっていうふうになりましたので、以前からも見てある部分もありますけども、今回、新たに
賞与引当金等を設けたところでございます。
○
委員長(
空森栄幸君)
上田委員。
○委員(
上田宗久君)
前の
引当金と今の基準とか
引当金の基準ってあると思うんですけど、その基準が変わってきてるんですか、今、新しい
会計基準による
引当金勘定。
○
委員長(
空森栄幸君)
水道総務課長。
○
水道総務課長(
福永賢治君)
基準といったものは変わってませんもので、
退職給付のほうでは、今現在の職員に係るものを見ているので、基準的には変わってございません。
○
委員長(
空森栄幸君)
中谷委員。
○委員(
中谷一彦君)
退職引当金の基準、最後に今おる職員全体の部分は今やめたというような想定のもとで算定した基準なんですか。それともほかの部署から来られたりする部分も含めて、どのような基準になってるんですか。
○
委員長(
空森栄幸君)
水道総務課長。
○
水道総務課長(
福永賢治君)
失礼します。退職につきましては、今おられる職員の分が現在退職したっていうふうな基準に基づきまして計算されております。
○
委員長(
空森栄幸君)
中谷委員。
○委員(
中谷一彦君)
それじゃあ、今言うてはる他部署から
水道事業に来られてる方の部分の基準は決めました。そういう基準を決めたっていうのは僕は聞いてないんやけど。本来ここで
水道部にほかの部署から来られたり、戻られたりしはる人いてはりますよね、ずっといてはる人ばっかりじゃないでしょう。あなたが言うてんのは、現業の人だけのこと言うてんの。何を基づいて
退職引当金計上したん。実際にはいろんなものがあって、それ説明されてないからね。我々にはその部分で、そういう
ぐあいの部分、全部説明した上で
退職引当金を全部、もう立ててますよと、全てね。それこそ、その年度に掲げられる人やから、そやから
一般会計の職員の人が行き来したときも、どういうふうな基準で
引当金を立てていって、どのように負担していくかっていうのを決めはったんですか。そんなもん人事課と、そんな確定したんですか。そういうのんが本来、水道に係る
退職引当金いうのは、そういう基準をもってやっとかないと、実際にこれから下水道も入ってくるんですよね、下水道とか入ってきますやんか。その辺の部分っていうのは、実際に
一般会計の職員の部分とちゃんと協議した上でルールをお決めになって、伊賀市としては病院もそうですと。けど、水道だけが今ぼんと出てきましたよね、病院、何でやらへんのかなと僕思ってたんやけども。本来は
公営企業、同じ同時で出発して、水道だけがばんと出てきたら余計ちょっと僕はびっくりしているんやけども、すぐに
資本金組み入れに何でしはんのかなと。そういう基準が、伊賀市全体で基準が設けられてるんであればですよ、それに基づいてやっておられるから、ちゃんとした
退職引当金も計上されてるであろうし、
資本金は、今後、赤字にならんようなものも検討されてやっていかれるんやと思いますよ。けど、今出されてんのはそういう協議がなされないと僕は思ってるから、いや、出されてんやったら出されてるって言うてください。
○
委員長(
空森栄幸君)
水道総務課長。
○
水道総務課長(
福永賢治君)
失礼します。先ほど述べさせていただきました
退職給付の
引当金につきましては、
水道部のプロパー職員のみを計上しておりまして、
一般会計から異動してくる職員に対しましては、
一般会計のほうで見るというようなことになっておりますので、現在の
退職給付の基準といたしましてはプロパー分のほうを見ているところでございます。
○
委員長(
空森栄幸君)
中谷委員。
○委員(
中谷一彦君)
最後にしますけど、人事課のほうは、
公営企業とので、その
退職金のルールとかいうのは検討されるつもりはあるんですか、こっから行った人はもう全部、
一般会計から
退職金等も見るというふうにルールをそのまま思っておられるのか、総務部長、聞いときますわ。
○
委員長(
空森栄幸君)
総務部長。
○総務部長(澤田洋子君)
済みません。協議、ちょっと進んでないと思いますので、私が確認してないだけかもわかりませんので、後日、報告させていただきます。
○
委員長(
空森栄幸君)
他に御質疑ございませんか。
北出委員。
○委員(
北出忠良君)
中谷委員が言うたように、これ資本で
剰余金という前年度の赤字、チャラにしたみたいなもんですね。次からどうなるかっていう説明、何にもないわけですから、ほんで判断、私ら、しづらいわけですわな、正直なところ。これで、そういう疑問点出してもうて、それに対する答弁がないのに、ないまま、たしない知識の中で賛成、反対っていうのも非常にできにくいんですけどな。そこのとこだけでも、少なくともきちっとした答弁をいただいて、それで判断したいと思うんですけど、その答弁だけでも出すように、
委員長のほうから言うてもらえませんか。
○
委員長(
空森栄幸君)
そうしたら、今のところ適切な資料が全て出そろってないということで、全ての資料を出していただいた上で、再度、採決をとりたいと思いますので、この案件につきましては保留ということでさせてもらいましょうか。保留で、これ、いけるんかな。継続審査ってなるんかな、これは。ちょっと待って。
ちょっと暫時休憩します。
(午後 3時31分 休憩)
―――――――――――――――
(午後 3時39分 再開)
○
委員長(
空森栄幸君)
そしたら、この議案第99号につきましては、ちょっと
水道部のほうで協議していただいて、あとの2件を先にさせていただきますので、一応保留にさせてもうて、次の項へ行かしてもらいます。
それでは、次に、第3項、議案第100号、
損害賠償の額を定めることについてを議題といたします。
説明願います。
建設部長。
○建設部長(北山太加視君)
それでは、失礼いたします。建設の北山です。よろしくお願いいたします。ただいま議題としていただきました議案第100号、
損害賠償の額を定めることにつきまして御説明申し上げます。
配付させていただきました資料のまず、御確認をお願いしたいと存じます。表紙をめくっていただきますと、1枚目には位置図、2枚目には平面図、事故現場の縮小写真、3枚目以降は事故現場の拡大写真を添付させていただいております。
この議案でございますが、平成27年4月11日土曜日の午前8時35分ごろ、伊賀市奥馬野地内市道奥馬野線において市が発注いたしました災害復旧工事の現場へ生コンクリートを運搬中の丸山建設株式会社の生コンクリート運搬車1台が市道奥馬野線を後退中に、工事現場の手前約100メートルにて道路の路肩崩落によりまして、道路から3.2メートル下の河川へ転落する事故が発生をいたしまして、生コンクリート運搬車が1回転いたしまして全損、運転手もけがを負ったものでございます。
運転手は38日間の通院加療によりまして完治をされ、職場復帰をされていることを確認をしております。車両についてですが、道路路肩崩落による事故でございましたので、市が加入いたします道路賠償責任保険で対応することとして保険会社との協議の結果、車両の損害額を795万4,365円とし、事故の過失割合を市7割とする見解が保険会社のほうから提示をされまして、他の事案とも照らし合わせまして示談交渉を行ってまいりましたところ、丸山建設株式会社と合意が得られましたので、車両の
損害賠償額を556万8,055円に定めることにつきまして、地方自治法第96条第1項第13号の規定に基づき、議会の議決をお願いしようとするものでございます。
よろしく御審査いただきますよう、よろしくお願いいたします。以上です。
○
委員長(
空森栄幸君)
説明に対し、御意見、御質疑ございませんか。
上田委員。
○委員(
上田宗久君)
今、運転手さんのけがの状況はどういうことになってますか。
○
委員長(
空森栄幸君)
建設部長。
○建設部長(北山太加視君)
事故の当時、運転席に挟まれまして、頸椎をちょっと痛めたようでございますが、完治しておりまして、今のところ問題ないというふうに聞かせていただいておりまして、先ほど御説明いたしましたように、職場復帰もなされているという状況でございます。(「そりゃ、よかった」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
空森栄幸君)
上田委員。
○委員(
上田宗久君)
それと、これは車両だけの
損害賠償ということですけど、人身については今後。
○
委員長(
空森栄幸君)
建設部長。
○建設部長(北山太加視君)
それにつきましては、会社のほうで加入いただいております保険適用で処理をしていただいておりまして、事例をちょっと聞かせていただきますところでは、そのことについてはその保険組合のほうから大体請求が来ていないというふうに聞かせていただいておりまして、もし来た場合も保険会社との交渉を改めましてしまして示談のほうに進ませていただこうと、こういうふうに考えております。今回は車両の示談ということで、これで終わられていただけると思っておりますが、お願いするものでございます。
○
委員長(
空森栄幸君)
他に御質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
空森栄幸君)
ないようでございますので、討論に入ります。
御意見ありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
空森栄幸君)
ないようでございますので、採決に入ります。
議案第100号に対し、原案どおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛 成 者 挙 手)
○
委員長(
空森栄幸君)
全会一致であります。
よって、議案第100号は、原案どおり可決すべきものと決しました。
次に、第4項、議案第101号、
災害対応特殊消防ポンプ自動車の買入れについてを議題とします。
説明願います。
消防総務課長。
○消防本部参事兼消防総務課長(藤森明夫君)
消防総務課の藤森でございます。よろしくお願いいたします。ただいま議題としていただきました、議案第101号、
災害対応特殊消防ポンプ自動車の買入れについて御説明申し上げます。
購入物件は、
災害対応特殊消防ポンプ自動車、CD-Ⅰ型で、契約金額は2,579万400円、契約の相手方は株式会社モリタ東海でございます。今回、購入いたします
災害対応特殊消防ポンプ自動車は、東消防署大山田分署の更新車両で、現在配備している車両は購入後17年が経過し、老朽が著しく消防活動に支障を来すおそれがあることから、今回、更新配備するものです。
車両の特徴としましては、シャーシは3トン級の4輪駆動消防専用ダブルキャブオーバー型で、車両には700リッターの水を積載しております。主な附属品としましては、消防ポンプ自動車から火災現場までのホース延長を容易にするため電動アシスト式ホースカーを積載しています。
お手元に資料を配付させていただいておりますので、御参照の上、よろしく御審査いただきますようお願いいたします。以上、終わります。
○
委員長(
空森栄幸君)
説明に対し、御質疑ありませんか。
副
委員長。
○委員(田中 覚君)
3社の入札であったようです。2,300万余りから、高いところは3,000万、いわゆる700万ほどの差がある。今、御説明で、理解が私は乏しかったのかわかりませんが、3トン車ベースで消防専用のダブルキャブ型、CD-Ⅰ型というふうな形は、ひょっとしてどこが仕入れても同じような値段じゃないのかな。それが700万ほど開くというのは、どこにその開きっていうのがあるのかなと思うんですよ。だから、もともとの入札のやり方が違うんではないか。ダブルキャブ3トンのシャーシを、これは日野ですけども、日野なのかいすゞなのか日産なのかふそうなのか、それはそれで持ってきてちょうだい。上に700リッターが積める、いろんな装備なんかを含めて、それを頂戴。ここで組み合わせて、赤に塗るのかいうことになると、もっと差が小さくって正当な競争ができるように思うんですけれども、そのあたりの発注の仕方ちゅうのか、仕様書の書き方というのか、そのあたりはどうなんでしょうか。
じゃ、さらに申し上げると、消防年報を拝見すると、この入れかえるのは、前はトヨタなんですよね。だからトヨタがトヨタにかわってる。さらに前年度、前のやつを調べると、いすゞがいすゞにかわってて、三菱は三菱にかわってる。つまり、4分の1ですから、たまたまなのかどうなのかわかりませんけれども、恐らくシェアをしてると思わざるを得ない。したがって、シャーシはシャーシで競争してもらう、そういう専用の消防のポンプとかタンクとか積んだやつはやってもらう、で何ぼやというたほうが私は実勢価格に近くって、さらに競争性も担保できるように思うんですが、いかがでしょうか。
○
委員長(
空森栄幸君)
消防総務課長。
○消防本部参事兼消防総務課長(藤森明夫君)
最初の質問ですが、この車のシャーシ自体はそんなに差はございません。差が出てくるのは、その中の積載する資機材の購入値段ですか、それが各社によって違うもので、その差がこの価格となって差が出てきてるのが現状でございます。シャーシ自体はそんなに変わらない。
○委員(田中 覚君)
別に食らいつくわけじゃないんですけど。じゃあ、そのモリタ東海さんが配備されたこのホース、丸が、例えば150で何メートルのがモリタ仕様だったら、そのメーター当たり1万円とかね。山口商会仕様が1メーター当たりが3,000円やとか、そういうふうなことまでの情報は出してきてるんだろうか、つまり、内訳明細書、ないよね。(「ないのはおかしいな」と呼ぶ者あり)普通はね。(発言する者あり)
○
委員長(
空森栄幸君)
消防総務課長。
○消防本部参事兼消防総務課長(藤森明夫君)
現在、仮契約の状況ですんで、最終的には内訳は出てきますということです。出てきますけど、今は仮契約の状況ですんで、詳しいことはちょっとわかんないという状況でございます。いずれは出てきます。
○委員(田中 覚君)
入札が終わりました、A社が一番安かったので落札予定者になりました。そのときに内訳明細書というのは、その入札に参加されたとこから求めないんだろうか。ただ金額だけで決めちゃって、だから、仕様書あるんでしょうね、消防から。(「仕様書は渡してあります」と呼ぶ者あり)金、抜きでね。(「もう渡してありますんで」と呼ぶ者あり)それに対して明細、実はあって、トータル何ぼというのがあって落札だったと。そうすると、全部、金額入ってるやつが今消防の手元にないっちゅうのは、土木建築の世界でしたら、ちょっとおかしいんちゃうかな。これは一つ通常、日野が一番高い、シャーシは。ええ、間違いなく1割は高い。(発言する者あり)
○
委員長(
空森栄幸君)
答弁願います。
消防総務課長。
○消防本部参事兼消防総務課長(藤森明夫君)
今のところは、先ほど申しましたように、仕様書をお渡しいたしまして、それによって入札をしている仮の状況ですので、主契約でございませんので、取り寄せようと思えば、言うたら持ってくるとは思うんですけども、後日は必ず出てくるんですけども、よかったら取り寄せでもさせていただきますけども。
○
委員長(
空森栄幸君)
副
委員長。
○委員(田中 覚君)
たまたま総務部長がお見えですので、以前、病院のいろんな機器の入札も本会議等で疑義があり、きちっとした説明が行われてなかった。今回の消防も、実は建築土木だったら恐らくその内訳明細書というのは、入札のときにもう既に手に入ってるんだろう。トラックというメーカーがあり、ポンプというメーカーがあって、合算するオリジナルの部分で、果たして今のこのやり方がいいのかどうかっていうことも含めて、今後検討していただくようにお願いしたいと思います。
○
委員長(
空森栄幸君)
よろしいですか。
消防長。
○消防長(福山康宣君)
いろいろ御質問いただきまして、ありがとうございます。この災害対応特殊自動車というのは、緊急援助隊の国庫補助金受けますもので、災害対応というふうな、そういうふうな名前がついてるような状況でございます。ですので、766万というふうな補助金を受けるような形になっております。
これにつきましては、6月の補正のほうで認めていただきまして、このような購入に当たったわけでございます。昨年度も救助工作車1億1,700何がしというふうな車両を購入いただいたんですけれども、これについてもシャーシとは別にというふうな契約とか、そういう入札とかいうのはやってなく、まとめてっていうのはおかしいですけども、一つの車になったのを購入するというふうな形で今までそのような対応をさせていただきましたもので、このような形になっているのかなというふうには思っております。CD-Ⅰとかいうふうな書き方してますけども、なかなか内容的には難しいと思いますけども、キャブオーバー、ボンネットがない形がCで、Dというのがダブルキャビンということで席が2つある、Ⅰというのは、これにつきましてはホイルベースの長さ2メーター以上というふうな、そういうふうな仕様で入札を行ったような状況でございます。今まではそんなふうな分けての入札というのはやってなかったもので、これからについては、そこらについても考えていかなくてはならないのかなというふうには思っております。
今の状況、消防車両の購入についてはそのような内容でさせていただいてるということで、済みませんが、この災害特殊消防自動車CD-Ⅰのほう、お願いを、購入のほうを、本契約のほうをお願いしたいなというふうに思っております。
○
委員長(
空森栄幸君)
他に御質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
空森栄幸君)
ないようでございますので、討論に入ります。
御意見ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
空森栄幸君)
ないようでございますので、採決に入ります。
議案第101号に対し、原案どおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛 成 者 挙 手)
○
委員長(
空森栄幸君)
全会一致であります。
よって、議案第101号は、原案どおり可決すべきものと決しました。
これで水道以外の本
委員会に付託されました議案の審査は終了いたしました。
まだ
水道部帰ってきませんので、引き続き
所管事務調査を行いますので、当局で関係職員以外の方はここで退席いただいて結構です。ありがとうございました。
そうしたら、次に、
所管事務調査のほうに移らせてもらいますんで、まず、1番目に
建設工事等の発注についてを議題といたします。
当局におかれましては、お忙しい中、資料の準備等御協力いただきましてまことにありがとうございます。
それでは、当局の説明、よろしくお願いいたします。
建設部次長。
○建設部次長兼建設1課長(中井秀幸君)
済みません。建設部、中井です。よろしくお願いいたします。それでは、予定価格の事前公表及び総合評価方式の発注状況につきまして御説明させていただきます。
現在、工事につきましては130万円以上、建設コンサルタント業務につきましては50万円以上の物件につきまして予定価格を事前公表としております。平成26年度の発注状況といたしましては、一般競争入札172件、指名競争入札58件、合計230件となっております。次に、建設コンサルタント業務といたしましては、一般競争入札7件、指名競争入札58件、合計75件でございます。平成27年度の発注状況は8月末現在で、一般競争入札41件、指名競争入札3件、合計44件。建設コンサルタント業務といたしましては、一般競争入札14件、指名競争入札17件、合計31件でございます。
次に、設計金額6,000万円以上の土木一式工事、設計金額7,000万円以上の建築一式工事、設計金額3,000万円以上の舗装工事及び1億5,000万円以上のその他の工事につきましては、価格及び価格以外の要素を一体として評価することが適当と認められる工事につきまして、試行段階ではありますが、総合評価方式として発注しております。予定価格につきましては、事後公表としております。
実績といたしましては、平成26年度は簡易型1件、特別簡易型7件、平成27年度8月末現在でございますが、簡易型2件、特別簡易型7件となっております。
以上で御説明終わります。
○
委員長(
空森栄幸君)
ありがとうございました。
それでは、説明が終わりました。
御質疑、御意見等ございませんか。
○委員(田中 覚君)
済みません。
○
委員長(
空森栄幸君)
副
委員長。
○委員(田中 覚君)
皆さん方の質問の前に、ちょっと水先案内人で。
予定価格が、実は以前は全部伏せていた。談合の温床もしくは官製談合の温床というふうなことも含めて、予定価格をオープンにした。予定価格をオープンにしたときに、一部仄聞すると、積算能力も伴わないところがくじ引き等でその仕事をしている。こういうふうなことで、何が一番いいのかっちゅうのはなかなかよくわかりませんけれども、今、国交省の指導も自治体の動向も、実は予定価格をもう事前公表しなくって伏せていこうという流れですが、伊賀市の取り組みの方向性っていうのはどう、いかがでしょうか。
○
委員長(
空森栄幸君)
契約監理課長。
○契約監理課長(瀧川司篤君)
契約監理課の瀧川です。よろしくお願いします。
今、議員さんがおっしゃっていただいたとおり、国のほうでは事後公表というような格好で予定価格を伏せていこうというような流れになっておりますけれども、まだまだ不正行為を防止する可能性であったりとかいうような部分におきまして、伊賀市の場合、そこら辺の懸念がまだあるというような中で、県なんかの動向であったりとか、また県のほうもうちと同じように総合評価方式について一部事後公表を行っておるというようなところでございますもので、そこら辺のところも見せていただきながら、今後検討していくべき課題かなと思っております。
○
委員長(
空森栄幸君)
副
委員長。
○委員(田中 覚君)
どこかの高校の校歌に、この伊賀の盆地を越えてあふれて外に出ようと、こう言ってる。そのときに、国は予定価格を伏せていこうとしてる流れ、伊賀は官製談合の危険性もあってということで三重県の動向を見ながらという悠長なことをしてると、伊賀の業者が越えてあふれて外へ出ていくことを実は阻害してるんではないか。つまり、きちっとした積算ができる、総合評価においては架設、危険もしくは養生あたりが全国レベルで足り得る業者となっていく、そういうことに気づくような業者になっていくっていうことを実は阻んでいるんではないのか、こんなことを思うんですが、契約監理課の御意見というのはどうでしょう。
○
委員長(
空森栄幸君)
契約監理課長。
○契約監理課長(瀧川司篤君)
先ほど申させていただきましたように、まだまだそういうふうな懸念というのがありますもので、ただ、総合評価の中では事後公表というようなとり方をさせていただいてますので、そういうふうな部分の中でしっかりと積算をしていただけるような格好の取り組みも一定しているんかなと思っております。
○委員(田中 覚君)
じゃ、最後に。
○
委員長(
空森栄幸君)
副
委員長。
○委員(田中 覚君)
先ほど去年の件数おっしゃっていただきましたが、総合評価の比率が非常に低い。それで、その能力が、スキルが上がるかということが一つ。
もう一つは、繰り返しておっしゃっていただいた懸念というのは、どういうことでしょう。
○
委員長(
空森栄幸君)
答弁願います。
契約監理課長。
○契約監理課長(瀧川司篤君)
事後公表っていうところになると、まだまだその予定価格を探るっていうような、いろんな働きかけがあるかもしれないというところでございます。(「わけわからん」と呼ぶ者あり)
○委員(田中 覚君)
わけわからんな、探る。
委員長、ごめんなさい。
○
委員長(
空森栄幸君)
副
委員長。
○委員(田中 覚君)
探るというのは、具体的にどういう行為を指して、それが懸念につながるのかさっぱりわかりませんが、もう少し詳しく、例えば具体例とか、そういうことも含めて御説明いただき、そういう仕組みがこの市役所の中にあるのかどうか、そういうことも含めて懸念の度合いをできれば数値で示していただきたいと思います。
○
委員長(
空森栄幸君)
大分首をかしげてるで。
契約監理課長。
○契約監理課長(瀧川司篤君)
数値というものはちょっとお示し、申し上げられないんですけれども、我々の肌で感じておるという感覚で御勘弁いただきたいと思います。(発言する者あり)
○
委員長(
空森栄幸君)
副
委員長。
○委員(田中 覚君)
じゃあ、その契約監理課長が肌で感じる懸念というのを具体的にお示しいただけないだろうか。あなたはこの4月に今のポストについた。この4月から約半年間、どんな、肌で感じたことがあるんだろう。
○
委員長(
空森栄幸君)
契約監理課長。(「今の発言は訂正せなあかん」と呼ぶ者あり)
○契約監理課長(瀧川司篤君)
申しわけございません。今はそのような、私も4月からこちらのほうにお邪魔させていただいてます、そういうふうな事例にあったことはございません。けれども、ないのかというか、今までこういうふうな事前公表を行ってきたという経緯の中で、それが本当に払拭されていったんかなっていうところが、ちょっとまだ私としてはきちっとそういうふうな判断ができない状態でございますので、もうちょっと状況を見てからというような御答弁をさせていただいてるとこでございます。
○
委員長(
空森栄幸君)
副
委員長。
○委員(田中 覚君)
最後、要望にとどめますが、課長の個人的な感覚とか、もしくは肌で感じたことで、私は契約等にブレーキ踏んだり、アクセル踏んだりするのはおかしいと思うの。より公平に公正に、機会の均等なのか、チャンスの均等なのか、結果の均等なのかよくわかりませんけれども、そのあたりを十分に業者の方に担保をし、そして市役所が発注者側だけれども、業者の人とコラボレーションを組んでいく。不明な部分についてはきちっと回答する、回答できるスキルも市の職員は養う。業者の方よりもはるかに高いスキルでいいものを残していくと、そういうふうなあり方に発想を変えていただかんことには、業者が聞きに来たら、予定価格、ここ何ぼやと教えられるのかと、鉛筆の数3回押したら3っていう、そういう話はもう随分昔の話として御理解をいただきたいと思います。以上です。
○
委員長(
空森栄幸君)
それでは、
水道部、帰ってまいりましたんで、
水道部長、よろしくお願いします。構へんで、そこで。
○
水道事業管理者職務代理者兼
水道部長(
谷口昌平君)
済みません、大変申しわけございません。先ほどの議案第99号の、私どもが提出いたしております議案でございますけども、本日中、御指摘いただいたことに対してどのような対応処理をできるかというふうなことは、ちょっと結論として出せない状態でございます。つきましては、大変申しわけございませんけども、25日の本会議までに改めて機会をお願いいたしたいと思いますけども。
○
委員長(
空森栄幸君)
わかりました。きょうはもう結論が出ないということで、25日までにまた調整していただきたいなと思いますんで、よろしくお願いいたします。
○
水道事業管理者職務代理者兼
水道部長(
谷口昌平君)
どうも大変申しわけございません。
○
委員長(
空森栄幸君)
ということで、また引き続き、(「済みません、一つだけ」と呼ぶ者あり)
どうぞ。
○委員(
中谷一彦君)
ただ、何を答えてくるかというのを言うとかないと、また今度持ってきても議論になれへんように、しといてください。
○
委員長(
空森栄幸君)
ちゃんと
委員会が納得できる答えのほう、よろしくお願いいたしますんで。
それでは、また引き続き
所管事務調査のほう、その次のほうに行かせてもらいます。
次に、
川上ダム建設事業についてを議題といたします。
まず、1番の事業の
進捗状況と大
規模災害の
復旧状況についてを、当局の説明を求めたいと思います。
公共基盤推進課長。
○公共基盤推進課長(小西康章君)
公共基盤推進課の小西です。よろしくお願いします。
まず最初に、川上ダムの
進捗状況ですが、
川上ダム建設事業は、平成27年3月31日に
川上ダム建設事業に関する事業実施計画第3回変更が認可されました。この第3回変更では、工期、平成27年度までが平成34年度までに、堤高、これはダムの高さでございますが、90メートルが84メートルに変更されました。この堤高変更は、基礎地盤標高の変更によるもので、ダムの貯水容量や目的に変更はありません。今後は、本体工事に向けての諸手続及び各種補償に約2年、本体公告から完成まで約6年で事業が進められ、試験湛水も含め、平成34年度の完成の予定として進んでいます。
この事業の
進捗状況でございますが、用地取得の進捗率は99%です。残りの用地につきましては、引き続き交渉が行われています。また、水没家屋移転40戸は全て完了しています。
次に、川上ダム建設所が建設主体のつけかえ県道工事の整備状況ですが、8.8キロメートルのうち8.5キロメートルが完成し、進捗率は97%となっています。残りの0.3キロメートルはつけかえ県道青山美杉線です。このつけかえ県道青山美杉線は、平成29年度供用開始に向け工事が進められています。
次に、大
規模災害の
復旧状況についてですが、ここ近年発生しました大
規模災害は、平成25年8月の台風18号により、中村地内の国道163号及び神戸地内の国道422号が被災しました。復旧については、国道163号は復旧延長62メーターを平成25年9月17日から平成25年12月18日に復旧しています。また、国道422号は、国土交通大臣政務官及び三重県知事が現地踏査され、復旧延長166メーターを応急仮工事で平成25年9月17日から平成26年2月12日に、本復旧工事を平成25年12月24日から平成26年10月8日の短期間で復旧しています。
以上、簡単でございますが、川上ダムの
進捗状況と大
規模災害の
復旧状況についての説明とさせていただきます。よろしくお願いします。
○
委員長(
空森栄幸君)
説明が終わりました。
御意見、御質疑ございませんか。よろしい。
それでは、次に、2番目、利水計画と
工事予定等について、当局の説明を願いたいと思います。
水道部長。そこでええで。
○
水道事業管理者職務代理者兼
水道部長(
谷口昌平君)
それでは、続きまして、
水道部のほうより
川上ダム建設事業に伴う利水計画と
工事予定等について説明させていただきます。
まず、川上ダムへの水道用水としての利水量、いわゆる取水量でございますけども、としましては、現在、毎秒最大0.358立米、日量にしますと最大で3万919立米の取水量で事業に参画をいたしております。平成22年4月に三重県企業庁から譲渡を受けましたゆめが丘浄水場は、この川上ダムを水源とし、日量2万8,750立米の浄水能力を有しておりますけども、ダム完成までの間は暫定豊水水利権に基づく取水というふうなことで、27年度、本年度で取水できる水量は、現在、毎秒最大0.204立米、日量にいたしますと1万7,618立米となっており、現在、ダム完成後の6割弱の取水量によりましてゆめが丘浄水場を稼働させ、各地域へ配水をしているところでございます。
現在、ゆめが丘浄水場から配水を行っている区域につきましては、資料としてちょっと見にくいですけども、お配りしたこの給水区域図といったことの区域でございまして、(発言する者あり)ございませんですか。大変申しわけございません、資料として準備させていただいたつもりやったんで、ちょっと言葉のほうで簡単に説明させていただきますと、上野地域ではおおむね上野市街地の南部側、それからゆめが丘を含む友生地区の一部、また、長田、花之木、古山地区の全て、また、猪田、依那古、花垣地区の一部、それときじが台を含む上神戸の一部の地域へ現在は、上野地域では給水のほうを行っております。また、島ヶ原地域では木津川の右岸側、それから青山地域では桐ケ丘団地なり奥鹿野、青山工業団地、それと上津地域の一部への配水を行っております。また、阿山地域につきましても、昨年、玉滝の浄水場系統につきまして、空梅雨といった状況もございまして、かなり水源が厳しくなってきてるというふうなことの中から、昨年の9月から、一部ですけども、送水を開始をしてるといったところでございます。これらの地域への送水につきましては、きじが台等の上神戸地区への送水に関しましては、市において新たな配水管なり配水池を整備し、現在行っているものですけども、他の地域に関しましては、三重県の伊賀水道用水供給事業において私どもが以前から持っておりました既設の配水池まで送水していただいた送水管の利用、これをもって現在行ってるのが中心となっております。
今後の利水の計画及び工事予定ということにつきましては、現在、平成28年12月の完成を目指して
水道事業基本計画の策定に取り組んでおるところでございまして、この計画の中でお示ししていくというふうなことで、現在のところ、この計画に関しましては水需要の精査を行っているといった段階でございまして、お示しできるものは本日ちょっと準備させていただけませんでしたけども、御理解をお願いをいたしたいと、このように思います。
この
水道事業基本計画、これにつきましては現在、平成26年度までの最新の実績値に基づくものによりまして、より実情に合った事業計画の策定を目指していきたいといった形で取り組んでおりますので、御報告させていただきます。
以上、簡単ですけど、利水計画と今後の工事予定といった形での報告とさせていただきます。
○
委員長(
空森栄幸君)
ありがとうございました。
説明が終わりました。
御質疑、御意見等ございませんか。よろしいですか。
○委員(田中 覚君)
せっかくですので。
○
委員長(
空森栄幸君)
副
委員長、どうぞ。
○委員(田中 覚君)
水道部長にお尋ねしたいんですが、新しい庁舎の計画の中で井戸水を掘って、それを利用して、その横につなげるという話が片方である。水道管理者としたら、そんなこと言わんと伊賀の水道を使うてよと、何やったら安うしますでとかいう話も実はあるのかないのか。それは管理者としてどうなんだろう、
水道部長としたら。
○
委員長(
空森栄幸君)
水道部長。
○
水道事業管理者職務代理者兼
水道部長(
谷口昌平君)
新庁舎につきましては、今、言っていただいてるように災害時のときのためにっちゅうことで、例えばおトイレの水であるとか、そういった部分は自家製の井戸を掘ってくみますよと。ただ、飲用であるとか、そういった部分はうちの水道の水を利用いただくといったことのことで、私は聞いております。それは
水道部としましては、水のほうは利用いただくっていうふうなことは、それはしていただきたいというふうな思いはございますけど、市全体のそういったことの中でそういった御利用を、井戸水を使ってでも一部使うということは、これはもう市の計画としては当然のことであろうかなというふうには考えます。
○委員(田中 覚君)
済みません。
○
委員長(
空森栄幸君)
副
委員長。
○委員(田中 覚君)
今の一例が井戸水に水源を一部求めて、お手洗いの水なんかはそれで利用しながら災害のときの対応しましょう。最近の水洗のお手洗いでも節水型とかいうことで、今まで10リットル要った水が6リットルで済むとか、そういうふうに水をなるべく使わないような技術ができてきて、できつつあって、いや、もうできてきて、今まで例えば伊賀
水道部が1万リットル使うてもらうと思ってても、実はそれが、先ほどのお手洗いのように、だんだん少なくなってくる、だから需要予測がプラスに向くんじゃなくて、
マイナスになってるというふうなことだと私は思ってますの。
そこで、片方では新しい工業団地を求めというふうなことが過去2回、岡本市長の所信表明の中で出てまいりました。そうすると、新しい工業団地ができるのかできんのんかはよくわかりませんけれども、工業用水のほうに一部、利水計画を変えていくとか、もしくは既存の工場群に工業用水を流していくって、流すっていうんか、提供していくとかいうふうな計画はありますか。もしくはその思いというのはございますでしょうか。
○
委員長(
空森栄幸君)
水道部長。
○
水道事業管理者職務代理者兼
水道部長(
谷口昌平君)
工業用水というふうなことに関しましては、結論といいますか、現状からいいますと、そういった計画はいたしてはおりません。新たな南部丘陵地、現在、計画も進みつつあるようなことは聞いておりますけども、そこに向けましてはゆめが丘浄水場からの上水のほう、供給のほうをさせていただきたいというふうなことで考えております。
○
委員長(
空森栄幸君)
副
委員長。
○委員(田中 覚君)
工水は、今まで検討に上がっていなかっただけで、実は検討する、した結果、費用と効果の中で無駄だった、だから、やめたというふうなことはあってもいいんかと思うんですけれども、工水の検討をしているのかどうか。いや、やっぱりしてなかったらしようと、一旦は一遍検討はしてみようという努力は要ると思うんですけど、そのあたりの姿勢はいかがです。
○
委員長(
空森栄幸君)
水道部長。
○
水道事業管理者職務代理者兼
水道部長(
谷口昌平君)
現在のところ、工業用水としてってなりますと、また新たな水源っていったことも当然出てこようかと思います。そういった面で、工業用水っていうのは現在、過去からも現時点においても検討のほうはさせていただいていないっちゅうのが現状です。
○
委員長(
空森栄幸君)
副
委員長。
○委員(田中 覚君)
浄水の、利水の権利持った幅ありますよね。それが十分に使われてたら別にそれはそれでいいんですが、先ほどの話のように水需要が実は、人口も減ってくるし、いろんな節水型もいっぱいできてきたし、そうしたら、残りの部分はアロケーションはできないの。
○
委員長(
空森栄幸君)
水道部長。
○
水道事業管理者職務代理者兼
水道部長(
谷口昌平君)
できるできない、ちょっと私はあれですけど、現在のところはダムへの、現在のところといいますか、川上ダムへの利水としての参画は上水として参画いたしております。また、工業用水としてっていうふうなことになりますと、また、何といいますかね、ちょっとはっきりしたこと申し上げられませんけど、新たな手続なり、そういったことが必要になってくると思います。
○
委員長(
空森栄幸君)
副
委員長。
○委員(田中 覚君)
恐らく一切検討もしてないし、一切情報もとってないし、一切、ああやってみよう、こうやってみようということも御計画なかったんだろうから今のようなお返事になったんだろうと思うんです。いわゆる伊賀市が持ってる水利権の中で、ゆめが丘に一旦くみ上げる、実は工水も上水もって言うけど、殺菌してるかしてないかだけですやんか、要は。だから、それでも工場に水を送る、そのアロケーションができるのかどうかという検討ぐらいはして、でも、もったいないよねとか、改めてパイプを1本通してくるには無駄が多いよねという話だったらわかる。
水道部としては十分に検討することは私は大切だと思うんです。
○
委員長(
空森栄幸君)
水道部長。
○
水道事業管理者職務代理者兼
水道部長(
谷口昌平君)
そういった形ができるとかできないというふうなことは別としまして、ただいまの御意見、貴重な御意見として受けとめさせていただきたいというふうに思います。
○
委員長(
空森栄幸君)
よろしいかな。
次に、そうしたら行かせてもらいます。
次に、3番目、大
規模イベントとの連携による効果と今後の取り組みについてを議題といたします。
1番目にミラノ国際博覧会と2番目に伊勢志摩サミットについて、一括して当局の説明を願います。
産業振興部長。
○産業振興部長(尾登 誠君)
ミラノ国際博覧会と伊勢志摩サミットについてということで、続けて説明をさせていただきます。
ミラノ国際博覧会でございますけども、当市は本年の6月の28日の日曜日から30日にかけまして3日間、伊賀流忍者の精神と食文化をテーマに、ミラノ国際博覧会に出展してまいりました。主な内容は、伊賀流忍者特殊軍団「阿修羅」による
忍者ショー、伊賀牛、和菓子、漬物などの試食、伊賀酒の試飲を通じた地域物産のPRでございます。
事業の効果でございますけども、世界的な忍者ブームの中、忍者の本家本元は日本の伊賀市であることを世界に発信できたこと。また、伊賀牛などの地域の物産が、食文化のレベルが高いイタリアでも高く評価され、商品として訴求力があるということが確認できたことでございます。
今後の取り組みは、これらのPR活動を実際の誘客につなげることや、物産を実際に販売する販路を確保することでございます。
具体的には、ミラノ万博のフォローアップ事業として、今現在、三重県菓子工業組合上野支部の役員を10月1日から5日まで、費用を一部負担する形で派遣し、農林水産省主催のUNESCO The successor receputionという名称でございますけども、これに参加し、和菓子の調理や試食のデモンストレーションを行う予定でございます。ヨーロッパの小麦アレルギーに対応する商品として、食品粉体技術を生かした米粉、シソであるとかゴマなどを練り込んだ機能食品などを原料にしたかたやきを試作し、地元事業者への商談会を行う予定をしております。イタリア食科学大学の関係者を通じた人的ネットワークの構築を行う予定をしております。
また、現在では計画中の案件ですが、日本酒の評価が非常に高かったことから、年明けにミラノ市内のワインショップと連携して伊賀酒の試飲と商談会を一定期間開催できるよう調整をしてまいりたいと考えています。
さらに
忍者ショーの評価も高かったわけでございますから、次回、万国博覧会開催予定がドバイでございます。ドバイ、開催されるグローバルビレッジという大きなイベントの日本館で
忍者ショーの開催や忍者グッズの販売などが計画されておりまして、当市に協力を打診されております。このイベントは、11月から4月までの会期中、ドバイ周辺産油国から約550万人の来場実績があり、中近東で伊賀市をPRする絶好の機会と思われますので、できる範囲で積極的に協力したいと考えております。
続きまして、伊勢志摩サミットについて報告させていただきます。
伊勢志摩サミットにつきましては、三重県が伊勢志摩サミット推進局を立ち上げ、伊勢志摩サミット三重県民会議が組織されています。また、当市は名張市と連携してサミットに積極的に連携する提案書を提出しております。具体的な活動としては、行政や商工関連団体等を通じて、プレスツアーの開催案の提示や、サミットに提供できる農産物、海産物、各種加工食品の推薦などを求められています。
当市では忍者、組みひも、伊賀焼などをテーマにしたプレスツアーの提案や、各種食材の推薦を行っていますが、現時点では三重県全体でどのようなもてなしやPRができるのかを調査、研究している段階でございまして、具体的な事業案は今後検討される状況だと考えております。
また、食材などについては、過日、三重県から伊勢志摩サミット関連事業に活用するための食材として農林水産物の推薦依頼があり、名張市、伊賀北部、伊賀南部両JA、JA全農みえ、畜産部との協議の上、伊賀牛、伊賀米、グリーンアスパラガスについて、その振興団体である伊賀産肉牛振興協議会、伊賀米振興協議会、伊賀園芸振興協議会名で推薦することとしておりまして、また別途、市独自として季節の野菜やトマト、みえジビエなどの鹿、イノシシの肉などを推薦いたしております。
加工品は県からが募集ございまして、伊勢志摩サミット関連事業推薦リストに掲載する選定対象として菜種油を応募するよう、一般社団法人大山田農林業公社に募集の案内を行わさせていただいたところでございます。
また、関連イベントとしましては伊勢志摩サミット開催記念、海の幸・山の幸物産まつりの開催の準備を進めておりまして、今後も志摩市などと連携し、継続した開催を計画していきたいと考えております。
本件については、今後も情報収集に努め、世界に伊賀市をPRするチャンスを捉えたいと考えております。以上でございます。
○
委員長(
空森栄幸君)
ありがとうございます。
説明が終わりました。
何か御質疑、御意見ございますか。ないですか。
中谷委員。
○委員(
中谷一彦君)
せっかく
忍者ショーの評判が高かったことからって書いてありますよね、ミラノ行かれた。ほんで、次回万博に参加しようというふうに書いてますけど、実際やっぱりここへ来てもらうことが一番ですよね。ここへ来てもらうのに、今の忍者のおもてなしでいいのかどうか。どう考えておられて、どう拡張していこうとかいう思いがあるのか、いや外だけ行って今の現状でよろしいのかなと思いますけど。
○
委員長(
空森栄幸君)
産業振興部長。
○産業振興部長(尾登 誠君)
おもてなしの話というふうに思います。まさにおっしゃるとおりでございまして、イタリアへ行ったり、また、三重大と連携してスペインとかフランスとか行ってPRということなんですけども、まさにここへ来られてがっかりさせるのが一番これはいかんことやと、このように考えております。したがいまして、手始めに外国語表記の看板をできるとこから整備させていただくことであるとか、また、圧倒的にやっぱり忍者ミュージアム、忍者博物館ということでございますので、今後デジタルコンテンツ、いわゆる今すごいものがいっぱいできてきます、特に外国人大好きでございます。やっぱりその辺も、Wi-Fiもさせていただきますけども、拡充して、やっぱりほかの地域に負けないことを、ここでしかできないことをやっていかなあかんと思いますので、そのように考えております。
○
委員長(
空森栄幸君)
中谷委員。
○委員(
中谷一彦君)
特にアニメとのコラボレーションということですね、伊賀嵐マイですかね。ああいうようなキャラクターもつくられたわけですから、映像を含めたものを、やっぱりきちっとしたものを地方創生の中で織り込んだ形のものが、具体的にちょっともっと出してほしいなと思ってます。そういうのがないと、せっかく来てもらっても、やっぱり貧弱やなと思われたらあかんわけで。
それと、今言われた、使うインフラ整備ね、きちっともう少しどこへ食べ物を食べていいのというのんも、本当にそのアナウンスがきちっとできてるんかなと、外国人の人をお迎えしようとしたらね。やっぱりここにちゃんとしたものがあったほうがいいんじゃないかなと僕は思いますけど。
○
委員長(
空森栄幸君)
産業振興部長。
○産業振興部長(尾登 誠君)
これもおっしゃられるとおりと思っておりまして、基本的に外国の観光客もそうなんですけど、観光客そのものをお迎えするっていう関係者、市民もそうなんですけども、まだまだやっぱりこれからなんかなというふうに思っております。行政のやるべき、させてもらうべきことと、また、商工業者のさせてもらうべきとやっぱりありまして、両方、当然一緒にやらなあかんこともあるわけで、その辺のすみ分けさせてもらいながら、やっぱり方向はもう一つやと思いますので、それぞれの役の中でお迎えをしたいと、このように思います。またそのようなものも、整備であるとか考えていきたいと思います。
○
委員長(
空森栄幸君)
中谷委員。
○委員(
中谷一彦君)
今年度中にしっかりそういうようなものを、プランを出していただいて、業者ともども協議していける場所等々も検討していただきたいなと思います。お願いいたします。
○
委員長(
空森栄幸君)
上田委員。
○委員(
上田宗久君)
この説明、サミットにちょっと尋ねます。海と山とのコラボっていうことですんやけど、既に伊賀地域でもコラボしているとこがあるのを当然承知してくれてると思います。以前には銀座の空き地に海産物とか販売部でやられたことも承知してくれてると思います。その辺の掘り起こしとか、市として、あれは県のコラボでやったと聞いてますんですけど、市も積極的にそういうコラボの企画というのは、どのように。海の幸・山の幸のところにもコラボのブースを設けるというようなこともあるんですけど、その辺の発掘、民間同士が県の仲介でやったりしてるっちゅうことも承知してますんで、そういう発掘も大事だと思います。そういうことについてのお考えを、もう一歩進めるお考えが。
○
委員長(
空森栄幸君)
産業振興部長。
○産業振興部長(尾登 誠君)
今回については、地方創生のお金を活用させていただいて、予定なんですけども、特にことしは両市長の合意、キャラクターの連携もありまして、その辺から始まってるんですけども、なかなか海の幸については志摩市さん以外に広めるっちゅうのが、ちょっと話がまだ合意ができてない。つまり、伊賀市の取り組みと志摩市の取り組みを中心にしながら、伊賀の業者もできるだけ公募もさせていただきながら進めようと思ってます。つまり、海のほうも広めていければいいんですけども、そうなると、やっぱり当然そういう広域な実行
委員会組織っちゅうのが必要になってまいりますし、ちょっとことしのとこはそこまでは準備できなかったというところなんですけども、ただ、可能性として非常に魅力あることやと思いますので、そういう意向で研究はさせていただきたいと思います。
○
委員長(
空森栄幸君)
上田委員。
○委員(
上田宗久君)
具体的なことは昆布とか豆とかいうのを一緒に食材としてまぜ合わせたりしてるとこも御存じですよね、あるということも聞いてるんですけど。そういう開発について。
○
委員長(
空森栄幸君)
産業振興部長。
○産業振興部長(尾登 誠君)
ちょっと具体的にはわからないんですけども、実際、旧自治体単位っていうか、旧町村単位で、いろいろ旧村単位でも、例えば南伊勢町であるとかほかの答志であるとか交流されてますので、やっぱりそれは財産やと思うんです。そういうことも私的には広めていきたいなというふうには考えております。
○
委員長(
空森栄幸君)
北出委員。
○委員(
北出忠良君)
玄関入っていったら伊賀嵐マイが立ってくれてるけども、ああいう志摩のほうは碧志摩メグっていう形でセクシーキャラで、ちょっと紙上紙面にぎわしたっちゅうようなことありますけども、そういうような飛び出てきた立体的なもんが外へ出ていくっていう、そういうようなもんつくる予定っちゅうのはあんのかないのか。またそういった形の中で、いろんなイベントとか土日祝日ぐらいにはお城へ行って、そういうふうな形でやっぱり来てくれた人に楽しんでいただけるようなちょっとした配慮は行政で考えてるのか、観光協会のほうになるんか、そういった演出とか、そこんところをどう考えてるのか教えてもらいたい。
○
委員長(
空森栄幸君)
観光戦略課長。
○
観光戦略課長(
小林康志君)
失礼いたします。
観光戦略課の小林です。今御質問のありましたもえキャラといいますのは、もともと立体的なものではなくって平面的なものなんです。車に張りつけたりする場合もあるんですけれども、それを立体化するっていうことになりますと、やはり映像化っていうのが必要になってくると思います。映像化はかなりお金がかかります。ついては今、この秋に正式に発足する予定の日本忍者協議会というような組織ができますので、そちらのほうで、全国組織ですので、取り組むような提案をさせていただいたらというふうに思っております。
○
委員長(
空森栄幸君)
北出委員。
○委員(
北出忠良君)
何も立体的につくったらあかんっていうわけでもないんやしさ、そういうふうなキャラでつくって、日本で初めてつくってそういう形でするっていうことも、またある意味マスコミに取り上げてくれるかもわからんし、そういう面でいうたら男の忍者より、やっぱりそういう形もいいんじゃないかと思ったもんですから、またいろんな分野で考えていただけたらと思います。
○
委員長(
空森栄幸君)
観光戦略課長。
○
観光戦略課長(
小林康志君)
補足で、失礼いたします。私は、北出委員、着ぐるみのことをおっしゃってるのかなと思ったんで、今のような答弁したんですが、例えばもっとリアルなコスチュームコンテストとか、そういうようなのほうが実はもっとリアルで人間の顔が見えますんで、そちらのほうが実現性は高いですし、着ぐるみでしたら汚れたり、においがついたりしますけれども、コスチュームのほうでしたらそうじゃないので、そういったいろんなやり方があると思ってます。
○
委員長(
空森栄幸君)
北出委員。
○委員(
北出忠良君)
特定した意見と違いますんで、柔軟に考えて対応していただけたらと思いますので、よろしくお願いします。
○
委員長(
空森栄幸君)
他に御意見ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
空森栄幸君)
それでは、ないようでございましたら、本日の調査は以上で終わります。
今後も必要に応じて調査をしていきたいと思っておりますので、御協力のほどよろしくお願いいたします。
以上で、本
委員会における審査及び
所管事務調査を終了いたします。
これをもちまして
産業建設常任委員会を閉会いたします。長時間御苦労さまでございました。
(午後 4時43分 閉会)
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